■部署紹介 認知症棟
エスペランサ 認知症棟はあなたにお約束します。
- あなたの行動を問題行動と決めつけて、向精神薬を使用したり眠らないからといって睡眠薬を使用することはありません。
- あなたの行動を問題行動と決めつけて、身体を縛り抑制すること(身体拘束)はありません。
- あなたに安心で安全な生活を送って頂けるような環境がつくれるよう努力します。
- あなたとのなじみの関係を大切にコミュニケーションを図ります。
- あなたに指示したり恩着せがましく接しません。あなたの言葉をよく聞き、あなたの行動をよく見て、あなたを理解し、尊敬の心をもって受け入れます。
- 私たちは心からの笑顔であなたをお迎えします。
●エスペランサ認知症棟では
夕食前の黄昏時、ご入所者の数名が一斉に廊下を歩き始めます。初めてこの光景を目のあたりにした時、私には何が起こったのか全く判らず、なすすべもなくただボーと眺めていたように記憶しています。
枕を抱えた小柄な女性は、
「新米が採れたから息子のところに持っていかなくては。」
と言いながら枕を大事そうに抱えて歩いています。
後期高齢者の男性は、
「仕事が終わったので早く帰らなくては。」
と言いながら廊下の端から端まで一日何往復も、身体が傾いて倒れそうになりながらも、食事の時以外は就寝時ベッドに誘導し寝るまで歩いています。「あなたも一緒に」と誘われるままに一緒に歩く日もあります。
実際には当てもなく同じところを何度も何度も歩いていますが、徘徊している方にはそれぞれ理由があるのです。エスペランサの認知症棟には、アルツハイマー型認知症、老人性認知症、脳血管性認知症など40名の方が入所しておられます。一般に問題となる行動として、離設・離棟(帰宅願望が強く外に出て行ってしまう)、徘徊、盗食、異食、暴言、暴力、介護拒否、転倒危険(足が弱っていたり不安定なのにその認識がないために椅子から立ち上がり歩こうとする)などが挙げられます。
エスペランサの認知症棟では、このような問題行動に対し、話を聞くことなくベッドや車椅子に縛ること(身体拘束)はしません。職員はそこには何らかの理由があることを知っています。まず、話を聞くことから始めます。また、睡眠薬の使用により転倒のリスクが高いとの研究結果を参考に、平成16年4月頃から向精神薬や睡眠導入薬の使用も中止しました。規則正しい生活を送っていただけるよう、理学療法士、作業療法士と協力し集団レクリエーション、個別リハビリテーションを取り入れています。また、ボランティアの方々の力をお借りして習字、生花、手芸などにも取り組んでいます。
あなたの大切な方が、
「大事なものが無くなった、と騒ぐ」、
「同じ事を何度も繰り返し尋ねる」
「夜寝ないで歩き回る」
「トイレの場所がわからなくなった」
「食事をしたばかりなのに食べていないと言う」
「外に出ていったら家に帰って来れなくなった」
「暴力を振るうようになった」
などの問題行動を起こし困っておられませんか? エスペランサ認知症棟では、ご家族と協力して認知症高齢者が抱えている不安やストレスを理解し、共感することにより、問題行動が解決され、その人らしく生活できる環境を作りたいと考えています。もし、あなたが在宅で介護される中で悩みを抱えていらっしゃるならば、一人で悩まず、私たちにその重い荷物を半分抱えさせてもらえませんか?もしかするとあなたとあなたの大切な方に笑顔を取り戻すお手伝いができるかもしれません。
4階認知症棟
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